3月3日にもみじでは発表会と卒園式を行いました。昨年度の発表会は新型コロナウイルス感染予防のためリモート形式で行いましたが、今年度は感染状況が落ち着いてきていることからご家族をお招きしての観覧形式で行うことができました。

今年度の発表会は、「桃太郎」の劇をしました。この日に向けて利用者さんと一緒に小道具の制作やリハーサルをするなど準備をしてきました。6名の利用者さんが参加され、劇では利用者さんは桃太郎のお母さん役、お父さん役、いぬ、さる、きじ、ねこの動物役になりました。お父さんとお母さん役は協力して桃太郎の名前を名付ける場面で、また、桃太郎のお供の動物役のみんなは鬼と戦う場面でなど、それぞれの役柄での見せ場を演じ、ご家族から大きな拍手や歓声をもらいました。当日までなかなか全員そろっての練習はできなかったのですが、みんなそれぞれ楽しみながら頑張って役を演じることができ、本番に強いところを見せてくれました。

また、この春には2名の利用者さんが小学校入学を控えており、一足早く卒園式を行いました。式ではもみじでの過ごしてきた数年間の思い出をスライドショーで振り返りました。ご家族が卒園するお子さんに向けてお手紙を読み上げる時には、送る側の利用者さんが感極まって涙する場面もあり、間もなく訪れる別れを惜しんでいました。卒園される利用者さん達は、もみじでの利用を通じても大きく成長しました。小学校入学後も持ち前の明るさや笑顔を忘れず、周りの人に愛される存在であるよう願っています。